カテゴリ
以前の記事
ブログパーツ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 07月 16日
先週、東京ビックサイトで国際ブックフェア/デジタルパブリッシングフェアが開催されました。 出版不況が叫ばれて久しいのですが、来場者数はそれなりに多かったようです。 例年のように、書籍のバーゲンハンティングの一般の方も多かったようですが。 ストックフォト業者は昨年に引続きマイクロストックの雄、iStockphotoとfotoliaが出展していました。 両社とも業績は好調なので鼻息は荒い、といった感じです。 電子出版の隆盛に食い込もうという積極的な態度ですね。 日本のフォトエージェンシーの出展はありません。 展示会に出展することは費用対効果で考えるとこの時期は?マークがつくとの判断でしょうが、勢いの差かな、という感じですね。 私が目を見張ったのが電子出版のビュアーを提供するボイジャーです。 ここまで立派なブースを構えられるようになったんだと驚きました。 キンドル、iPadの出現により電子出版が注目されるようになりましたが、電子出版の歴史は15年を超えるでしょう。 マルチメディアという言葉が騒がれだしたおおよそ20年前、時を同じくして電子出版も話題となりました。 私も前職のときに、日本電子出版協会に加盟し、ほんの少しだけ活動させていただきました。 しかし、話題のわりにはいっこうに普及することなく(マルチメディアも同じく)、大手家電メーカーも暫時この分野から撤退してゆきました。 その後、私どもも不況により予算がつかなくなり同会をやめてしまいました。 ボイジャーの荻野社長は当時から大変な情熱を持って電子出版・書籍の普及に取り組んでいました。 あれから10数年、このように脚光を浴びるときが来たのだと思うと感慨に耐えません。 多くの企業が電子出版への興味が薄れる中、ボイジャーは青空文庫などで話題を提供しながら、しぶとく電子出版の可能性を追求していたのです。 その情熱が今、花開こうとしているという感じです。 ボイジャーの華やかなブースは粘り強く続けることの大切さと物事はタイミングだ、ということを教えてくれているようでした。
by mixa_suwa
| 2010-07-16 14:36
| ストックフォト
|
ファン申請 |
||