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2010年 08月 30日
8月も終りだというのに暑さがやむ気配が感じられません。
熱中症にお気をつけください。水分補給してお読みください。 “自炊”という言葉がマスコミでよく取り上げられます。 自分で食事を作るという意味ではなく、書籍の四囲を断裁してバラバラにし、バラバラにされたページをスキャナで読み込んでデジタルデータにすることです。 どうして、こんなことをするかというと、キンドルとかiPadとかの電子書籍端末で読むためです。 話題になっているといっても、印刷物として販売される書籍が圧倒的に多く電子書籍の割合は微々たるものです。 重い本を何冊も持って歩くのは嫌だと思う人が手間をかけて“自炊”するのです。 ところが、この“自炊”が面倒だと思う人のためにアウトソーシングのサービスがでてきました。 顧客からの依頼で、本を郵送してもらい、断裁してスキャンしてデジタルデータ化するものです。 このサービスのことを一部では自炊屋と呼ぶようです。 このサービスは法的にかなりグレーな部分があります。 書籍を購入した人が“自炊”しても、私的利用ということで著作権違反にはならないでしょう。 しかし、自炊屋が行うアナログからデジタルへの変換は私的利用ではありません。 お金を頂いて行う商行為です。 成果物はコンテンツを複製したデジタルデータです。 このサービスは複製権の侵害とはならないのでしょうか。 複製したものを販売しているわけではなく、顧客の作業を代行しているだけというのが自炊屋さんの言い分のようです。 私はこの“自炊”という行為、著作権違反であろうがなかろうが、不愉快です。 書籍というのは中に書かれた文章だけでなく、装丁も含めたパッケージ商品です。 版型、デザイン、あるいは使用される紙、インキまで作家や装丁家がこだわったものも多いです。 その作家、装丁家のアイデアを具現化するために印刷、製本業者が苦労して作り上げています。 その手間ヒマとお金をかけた本をバラバラにして、テキストデータだけ取り出して、残りは捨ててしまう。 書籍への冒涜と感じてしまいます。 買ったものをバラバラにしようが捨てようが、購入者の勝手だという言い分が聞こえます。 しかし、本というパッケージへのリスペクトはないのか? もっと本を大切に扱え!と言いたくなります。 詳細はコチラ!
by mixa_suwa
| 2010-08-30 09:50
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