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2010年 10月 01日
「アメリカで起こっていることは5年後には日本でも起こる。」と日経のインタビューでJTBの田川社長が答えています。
アメリカの旅行会社が過去10年で30%減ったのに対して日本は2%しか減っていません。 日本にも旅行会社の淘汰の時代が本格的に始まるとの認識を示したものです。 このアメリカで起きた現象がしばらくすると日本でも起こる、というのは旅行業界に限ったことではありません。 戦後日本で新しく起こった産業の多くはアメリカで起こったものを日本市場向けにカスタマイズして成長してゆきました。 ストックフォトビジネスも同様です。 写真を貸し出すというビジネスモデルに始まり、デジタル化、ロイヤリティーフリーという販売方法、マイクロストックというビジネス形態など、どれもアメリカで始まったものばかりです。 われわれは悔しい言い方ですが、そのアイデアをいただき続けている、つまりサル真似ですね。 従って、アメリカの動向を注意深く見ていれば、明日の日本の方向も見えてくるわけです。 ここに興味深い記事があります。 9月15日に配信されたストックフォトトークというサイトに掲載されたGDUSA(グラフィックデザイン・アメリカ合衆国)のものです。 ストックフォトを利用するデザイナーへのアンケートを分析して最近のストックフォト産業の動向を探った記事です。 こちらです。 http://www.stockphototalk.com/the_stock_photo_industry_/2010/09/gdusa-reader-survey-reveals-value-and-usage-of-stock-imagery-among-designers.html#more かいつまんでご紹介します。 ・アメリカのグラフィックデザイナー(GD)の95%がストックフォトを利用している。20年前は64%だったのでストックフォトの利用は増えている。 ・95%以上のGDが年に最低20回以上ストックフォトを利用している。 ・定額制、小規模課金のマイクロストックが支持され、ロイヤリティーフリーのライセンスが好まれるようになった。 ・以前のように1枚の写真に多額のお金を使うことが少なくなった。 ・5年前はマイクロストックの利用者は20%だったが、現在は67%である。 ・ライツマネージド(RM)を利用するGDは41%、ロイヤリティーフリー(RF)を利用する人は94%、どちらも利用する人は37%である。 ・GDの13%がRMによりお金を使っている、67%はRFにより多くのお金を使い、同額程度にRMとRFを使うのは20%である。 少し一般化して表現すると、 ・お金のかかる撮影(アサインメント)を行うよりもストックフォトを利用するようになってきた。 ・ライツマネージドを使用するデザイナーは減少し、ロイヤリティーフリーが好まれるようになった。 ・マイクロストックの伸長は大きく、半数以上のデザイナーが利用するようになり、主流となった。 ・グラフィックデザイナーの多くはマイクロストックにほぼ満足している。 ・アメリカのグラフィックデザイナーに圧倒的に支持されているのはiStockPhotoである。 上記以外にもさまざまな情報が得られます。是非、生の記事をお読みください。 やはりアメリカは資本主義の総本山です。マーケットはダイナミックに動きます。 われわれは好き嫌い関係なく、アメリカの動きに引っ張られることになるでしょう。 詳細はコチラ!
by mixa_suwa
| 2010-10-01 10:16
| ストックフォト
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