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2014年 02月 03日
今日は節分。恵方巻きを食べる習慣もすっかり全国に広がりましたね。
いやはや、スーパー、コンビニの企画力と販売力には脱帽です。 さて、10日後の2月13日(木)に日本エージェンシー協会(JPAA)主宰の第4回JPAAフォーラムが開催されます。 私はこのイベントを行う理事として関わっておりますので、この場を借りてのご案内です。 今回のフォーラムは「トラブルから考える被写体の権利」と題して、昨年発生した人物以外の被写体との具体的なトラブルを取上げて被写体の権利に考えてみようというものです。 JPAAの案内を引用します。 「トラブルから考える被写体の権利」 日頃、ストックフォト業務を行う上で起こりがちな被写体とのトラブル。 近年発生した具体的なトラブルを4つほど取上げ、事例報告にとどまらず、何が問題なのか? 被写体からのクレームは正当なのか?対応はどうすればよいのか?を多角的な視点で検討します。 今回は、従来のような講義方式ではなく、ストックフォトを使用する立場から電通様、法的な解釈頂く弁護士先生、フォーラム参加の会員様からも意見をいただくパネルディスカッション方式で行います。 初めての試みなのでやや不安ですが、意義のあるものにしたいですね。 フォーラムは会員向けですが、当日の内容は後ほどJPAAのホームページにアップされる予定です。斯うご期待。 前振りが長くなりましたが、本題です。 このフォーラムのために広告代理店の方や弁護士とお会いしたり、他団体の著作権セミナーに参加しました。 それで気づいたことがあります。 私も含めて同じような認識を持っている人が多いということです。 どのようなことか? 1.建物、商品など人物以外の被写体に関するクレーム、トラブルは最近になって急増している。 2.法的な権利のあるなしに関係なくクレームを付けてくる。 3.重箱の隅をつつくようなことを言ってくることが増えた。 というようなことです。 私はこのことを「被写体の過剰な権利意識」と呼ぶことにしました。 残念なことに、私たちは今まで、この「被写体の過剰な権利意識」に対抗してこなかったように感じます。 クレームが入れば、クライアントに迷惑をかけられないと、平身低頭して先方の要求に従ってしまいました。 ことを荒立てないようにすることが一番の解決策だと信じていましたから。 この対応が恐ろしいのは、何の法的根拠がない単なるいいがかりに過ぎないことを、いつも飲んでしまううちに慣習となってしまうことです。 慣習となってしまえば、仮に訴訟沙汰になったとしても、このようなことは通例上認めらているとされてしまいます。 世に言う、オーソライズされてしまうわけです。 こうなってくると、クレームやトラブルを恐れて、何も撮影できない事態になってきます。 力関係が、被写体の権利>撮影する権利(表現の自由)となっているからです。 いけません。これは写真家にとっては暗黒の時代となります。 もちろん、正当な被写体の権利は守らなければなりませんが、「被写体の過剰な権利意識」に屈してばかりいては、自分の首を締めることになります。 このような問題意識はストックフォト業界で働く方々は日頃、感じていることと思います。 そんな問題意識をお持ちなら、ぜひ今回のJPAAフォーラムにご参加ください。 あらら、最後も宣伝になってしまいました。ご容赦のほど。
by mixa_suwa
| 2014-02-03 09:30
| ストックフォト
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