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2015年 09月 28日
手作りの雑貨をネットで販売して儲ける。こんな記事が日経に載っていました。
なんでも雑貨の個人売買を仲介するサイト「ミンネ」で火が付いて、月商100万円を上がる作家さんもいるとか。 ミンネのサイトはこちらです。 https://minne.com/?utm_campaign=ad&utm_source=google&utm_medium=cpc&gclid=CKH50I3g9ccCFZWUvQodXTMNmA ブレイクのきっかけはネットの書き込み、って今どきの話題ですね。 ふーん、マイクロストックの販売サイトで稼ぐ個人カメラマンと似ていますね。 写真やイラストだけでなく、手づくり品がネットで売れる時代になっていたのです。 ネットの時代になり、誰でもがクリエーター、になった証拠でしょうね。 こうした「素人」の市場参入には既存業界からの反発もあるようです。 どの業界でも、既得権を持った人たちから新規参入者への批判は起こるのが常です。 個人にとって月100万円の売上は十分であっても、企業(ストックフォトなら制作プロダクション)ではまったく足りません。 懇意にしているプロダクションの社長はこう言いました。 「彼らは月100万円、200万円の売上があれば御の字かもしれんが、うちは月800万円、1000万円の売上がないとやっていけない。なんにんものスタッフを抱えているのだから」 そうなんです。個人カメラマンなら撮影時にモデルとかヘアメイクをテンポラリーに使えばいいのですが、法人となるとそうはいきません。 プロダクションでは仕事を取るための営業、経理に総務、人事、ディレクターにプロデューサーなどのスタッフ、おまけに自前のスタジオを持っていたりします。 そうなってくると、固定費がかさんで採算ラインは高くならざるを得ません。 自覚はなかったのですが、高コスト体質に陥っているのでしょう。 ライバルは「個人」ですか…。 今までは同業者と切磋琢磨していたのに、これからは個人と競わなくてはなりません。イヤ、すでにそうなっています。 この記事で制作プロダクションには残酷な文章があります。 「個人がサービスを提供する手間とコストが低くなり、既存のビジネスは変革を迫られる」 プロダクションのコストでは採算に合わないようになります。 ストックフォトの制作だけで、十分な稼ぐを得られるところは少なくなってきました。 多くの制作プロダクションの業態は変わりつつあります。 制作から撤退したり、メインの事業としては見做さなくなったところが増えてきました。 ストックフォトに見切りをつけて、新たなビジネスを模索しているところが多いです。 この記事は、こうした動きを新たな産業革命と呼んでいます。 おおげさに感じますが、私たちはこうした変革期に生きていることは自覚しなくてはいけません。
by mixa_suwa
| 2015-09-28 09:30
| ストックフォト
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