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2016年 11月 07日
アラ還世代が集まると、現在の生活と定年後の暮らしに話題が集中します。
正直なところ、前向きのお話しは少なくて、心配と愚痴、後ろ向きのお話しが中心となります。 まあ仕方のないことかもしれません。 我々昭和30年代生まれは団塊の世代ほどではありませんが、やっぱり恵まれた世代だとつくづく思います。 高度成長の恩恵を十分に受けて育ち、就職するにも苦労なく社会人になりました。 バブルが崩壊するまでの好景気の果実も受け取り、デフレ時代になっても高止まりした給料が既得権として残り、エエ目をしました。 経済の成長を知らない就職氷河期以降に社会に出た世代と比べると、恵まれすぎです。 そんなエエ目している世代の友人関係の範囲で観察すると、恵まれた人生を送っているなと思われる人間には共通項があります。 新卒で上場企業に就職し、転職せず生涯を一企業で働いている奴です。一昔前の終身雇用時代と同じです。 このように書くと、なにを寝ぼけたことを言うのだ。今や大企業だって安泰ではない、終身雇用などとうの昔に終わっている。 希望退職はあるし、給料だって下がっているのだと反論されます。 しかし、大企業から中小企業に転職した人、自営業の人、あるいは小さな会社を経営している人と比較すれば、その恵まれようには大きな差があります。 確かに、10年前、20年前と比較すると上場企業といえども状況は厳しくなっていることは否めません。 でも、われわれアラ還は年金生活まであと数年、ほぼ逃げ切りです。 お前たちだけイイ目しやがって、と後ろ指をさされようが、後の世代のことは知ったこっちゃないと無責任に思えばいいのです。 先日メルマガを読んでいたら、事務所が1か所なので転勤がないことの不満が書かれていました。 私は何度も引越しを伴う転勤をしましたが、転勤が恵まれているとは思わなかったです。 でも、知らない環境で生活できることは、どれだけ恵まれていたことだったと今にして思います。 ましてや外国に駐在するなんてことは大企業でしかありえません。 楽しかろうが苦しかろうが、貴重な経験になります。恵まれていますよ。 外国の出張だって、中小企業に勤めていてはほぼ可能性はありません。 これも当人が苦しかろうが、嫌であっても、それだけの経費を使える機会が与えられるだけでも稀有なことです。 上記は一例ですが、給料の差、福利厚生の差などはあげればキリがないくらいです。 勤めるなら労働組合の強い大企業とは、ナニワ金融道の故青木雄二先生の教えですが、本当にその通りだと思います。 私は独立して中小企業のオヤジになったことに一片の悔いもありませんが、同期や同僚には勧めません。 上場企業の社員でいることが一番賢明であることは明らかです。 これは数年後には還暦を迎える世代にとってはという限定ですが、会社にしがみつくのがベストです。 寄らば大樹の陰、というのがアラ還世代にはまだまだ通用するというお話しでした。
by mixa_suwa
| 2016-11-07 09:30
| 神楽坂日記
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