カテゴリ
以前の記事
ブログパーツ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2016年 12月 12日
キュレーションサイトで記事を削除する動きが相次いでいる、と新聞、ネットに記事が掲載されています。
12月5日の日経新聞から引用します。 “特定のテーマの情報をサイト上でまとめる「キュレーションサイト」で、記事を削除する動きが相次いでいる。 すでに問題となったディー・エヌ・エー(DeNA)だけでなく、リクルートホールディングスやサイバーエージェント、ヤフーも誤りや著作権侵害がある記事の公開を中止した。質よりも量を優先し、品質管理が不十分な記事が広がっていたことが明らかになってきた。“ 2か月程前に「キュレーションメディア依頼の実態」というタイトルで、この手の仕事の危うさについて書きました。 http://mixaphoto.exblog.jp/25962293/ それがネットだけでなく、日経新聞などの大手メディアにも取り上げられるようになりました。 嘆かわしいですね。 ディー・エヌ・エー(DeNA)、リクルート、サイバーエージェント、ヤフーといえば日本を代表するIT企業です。 こんな大企業がコストを抑えるために、著作権侵害を推奨したり、翻案権に触れないような指南をするとは…。 コンプライアンスという言葉はどこにいったのでしょうね? 記事にあるような“品質管理が不十分”というレベルの話しではないですね。 厳しく表現すれば、著作権侵害という犯罪行為を助長している、と言ってもいいでしょう。 もちろん、著作権侵害を実際に行ったのは、依頼されたライターなりデザイナーですから、指摘された企業は管理が不十分だったということになります。 まあ管理は不十分であったから削除はしますし、指摘されれば謝罪をして、今後は気をつけるということを表明するのでしょう。 と、ここまで書いたところで、大きく展開がありました。 12月7日にディー・エヌ・エー(DeNA)が謝罪会見をし善後策を発表しました。なかなか対応が速いです。 文章であろうが写真であろうがイラストであろうが、キチンとした著作物を作るのであればプロの仕事が必要となります。 専門の知識、積み重ねた経験、それがあるからこそ対価をいただける著作物ができあがるのです。 それをパクっておいても知らぬ顔、指摘されれば削除して、それでおしまい、ですませたくはないですね。 これは法律に触れるんじゃないか?と思われるビジネスでも、サイバー空間では法律は関係ないんだよー、と開き直っているように見える会社があります。 こうしたサイトの言い訳は想像できます。 無償のサイトだよ。広告収入しかないんだ。たくさん記事をアップしなければアクセスが集まらない。記事1本にかける予算は少ないに決まっている。 安価で記事を集めなければ採算に合わないんだよ。 だから、無償か格安のコンテンツを集めざるを得ない、ということになります。 腹立たしい。お前たちの仕事のためにコンテンツクリエーターを犠牲にしてもいいのか? いいわけがありません。 写真やイラストをキュレーションサイトに無断で使用されたら、どうすればいいのでしょうか? 先ずは請求することですね。泣き寝入りしてばかりではいけません。
by mixa_suwa
| 2016-12-12 09:30
| ストックフォト
|
ファン申請 |
||