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2009年 02月 16日
以前、ご紹介した鍼灸のエピソード第2弾です。
鍼灸を手軽に理解できる書籍が発売されています。 「ツボに訊け!鍼灸の底力」寄金丈嗣著 ちくま新書がお奨めの本です。 よくこんなことを書いたよな、と思われるエピソードが満載です。 鍼灸界ではタブーとされることや、素人目線で立った内容など、分かりやすいうえに面白い内容になっています。 歯に衣着せぬ記述は鍼灸の発展を本気で考えているからでしょう。 例えば、お金儲けを考えて鍼灸師を志すならやめておけ、もっと他に儲かる仕事はいくらでもある、という具合です。 私もストックフォト業界のトラブル事例を書いて物議をかもします。 でも、隠すより公開して、こういうことも起きるからと注意を喚起したり、こういうことがあるのでこのように対応している、とアピールしたほうがよいと思うのですが…。要らぬ余談でした。 ところで、この鍼灸。世間のイメージは肩こり、腰痛などの慢性的な治りにくい症状に効くと誤解されています。 この本で紹介されているように、ほとんどなんにでも効きます。 私に起こった最近のことです。 珍しいことに、心労が重なり気分が少し落ち込んでいました。 いつも通っている鍼灸院で診てもらうと、お腹が冷えて、あちこちの筋肉が固くなって、頭皮の弾力が失われています。 体は正直ですね。不安な気持ちでいると症状に出てしまいます。 そこで、お腹を暖めてもらい、頭、背中、おなかに鍼を打ってもらいました。 すると、あら不思議、でもないですね。いつものことですけど、すっかり体が軽くなって、気持ちまで軽くなっていました。 「あーあ、どうなるんだろうな。先が見えないな。」と少し悩んでいたのが、「まあ、どうにかなるよ。心配することないな。」 と変わったのでした。 聞けば、躁鬱症の治療にも効果が上るそうです。 気持ちまで変えてしまう鍼灸の底力、恐るべしです。 ストレスがたまっているようだな、と感じたら一度鍼灸を試してみることをお勧めします。
by mixa_suwa
| 2009-02-16 09:50
| 神楽坂よもやま話
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