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2009年 03月 04日
昨年10月8日のブログでレーシック手術の体験談を書きました。
先週、このレーシック手術で残念な事故が起こりました。 東京のある眼科で手術を受けた67人に角膜炎などの感染症が発生し1名は失明の危機があると報道されています。 原因は医療器具の滅菌不足ということで、器具の導入以来、一度も滅菌処理をしていなかったことが明らかになっています。 ビックリしたのは、この眼科の手術費用です。両眼の手術で9.5万円。 この安さを売り物にして集客していたようです。 私は5年前に手術を受けたのですが、手術料はここの5倍以上でした。 数分で済んでしまう手術とは言え、こんな10万円以下の価格で大丈夫なのか?ととっさに思いました。 この価格であるなら薄利多売、どこかでコストダウンを図らなければなりません。 安全衛生よりも手間を省いた結果、感染症を招いたということです。 なんだか今を象徴している事件だな、と思いました。 昨年、食の安全を脅かすさまざまな事件が起こりました。 中国からの輸入食品問題、産地偽装問題などなど。 なぜ、そのような事件が起きたのか?その根っこには消費者の低価格志向があるということが言われました。 激安でなければ売れない、そのために安全を無視するような工程が出てきてしまう。 消費者の過剰な低価格志向が原因となって安全を脅かすことがらが出てくる。どのような分野にも、というわけです。 実は、この低価格志向というのはマイザが属するストックフォトマーケットでも起こっています。 この不況の折、広告予算の確保が難しいのは理解できますが、作る側から言いますと、安くするにも限界があります。 極端に安い価格で販売しようとすれば、当然のように製作コストを切り詰める必要があります。 しかし、このコストを切り詰めようとすればクオリティーがどうしても下ってしまいます。 あるいはリリースを取得する手間を省くような動きが出てこないともかぎりません。 激安のために品質と安全が犠牲になってしまう、ということです。 あ、いけません。愚痴になってしまいそうです。 誤解されると困りますので言い訳をしておきますと、作る側に問題がないと言っているわけではありません。 一義的に責任は作る側にはあるが、底流には消費者の低価格志向もある、と言いたいのです。 ストックフォトの低価格志向については改めて書くことにします。
by mixa_suwa
| 2009-03-04 09:47
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