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2010年 02月 15日
男子学生の興味・関心のある製品・サービスの1位はパソコンだそうです。
30年前なら圧倒的に一番であったと思われる自動車は17位となっています。 草食系男子が自動車への所有欲が減っていることは報道されていますが、数字でも裏付けられたことになります。 ちなみにパソコンの次はファッション、携帯音楽プレーヤー、通信機器と続きます。 (日経2月9日号「興味の対象 車は17位 大学生」に掲載された日本自動車工業会の調査より) 大学進学と乗用車購入を天秤にかけて、自動車購入を取るという人がざらにいた世代としては理解できないですね。 男の子にとって、自動車は単なる移動手段だけでなく、デートの必需品であり、ステータスシンボルであり、それこそ生活のすべてだといった時代がつい最近までありました。 いつのまにか男子学生の興味はパソコン、ケータイに移りました。 しかし、考えてみればこれは合理的な判断です。 東京23区内で移動するなら公共の交通機関を使ったほうが便利です。 車での移動となると駐車場を探す手間とコストがかかるうえに、時間が読めません。 所有と維持にかかるコストを考えると年収300万円時代に自動車が不要という結論が出ても仕方ないのかとも思えます。 外に出かけるよりお家でまったりするほうが楽しいと言われると返す言葉がありません。 エコの観点から考えても、ガソリンの消費は地球に優しくないことになりますから、まあトレンドと言ってよいのかもしれません。 また、しかしです。 「どうだ!俺はこんなカッコ良い車に乗っているんだ。」という所有欲と見栄、いやらしいまでの欲望も大切です。 この欲望こそが経済の成長の原動力です。 今の中国、インドの躍進をみていると今日よりも明日、明日よりも明後日と豊かな生活に邁進している姿こそが発展の源であることは疑えません。 そういう社会の活力がなくなった結果が今の日本の姿なのかもしれません。 私はBMWのZ4というスポーツカーに憧れていますが、街でみかけるZ4のドライバーの大半はお年寄りです。 上記の調査で男子学生に好きな自動車のタイプを聞いたところ、スポーツカーに興味を持つ人は18.8%。 コンパクトが1位、セダンが2位、スポーツカーは軽自動車と同じ程度の人気です。若者は憧れないのです。 なるほど、スポーツカーにきれいな彼女を乗せてドライブするのがカッコイイなどというのは中高年の過ぎ去った感傷に過ぎないのでしょう。 時代は変わります。 若者のライフスタイルの写真には自動車は不要でファミリー、中高年のライフスタイルに自動車を使う必要は残る、ということになります。
by mixa_suwa
| 2010-02-15 09:30
| 神楽坂よもやま話
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