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2010年 04月 05日
人類は麺類だ、という秀逸なコピーのCMが流行ったのは何年前でしたっけ? 相変わらずのラーメンブームですね、思い出すのは数年前に起こった讃岐うどんブームです。 讃岐うどんの影に隠れて目立ちませんが、香川県のおとなりの愛媛・松山にもとびっきりのうどんがあります。 昨今は旅行用パンフレットにもグルメ写真は欠かせない、ということで実地調査のために愛媛県へ行ってきました。目指すは鍋焼きうどん。 うそです。(笑)NHKドラマ「坂の上の雲」ブームにあおられて主人公の故郷を訪ねました。 さて、その鍋焼きうどん。 老舗の有名店が市内中心部、大街道と銀天街の交差点のほど近くに2軒、目と鼻の先にあります。 1軒はあっさりした味の今回訪ねた「ことり」、もう1軒は甘めつゆの元祖「アサヒ」です。 それでは、「ことり」の鍋焼きうどんのレポートです。 透き通った黄金色のつゆは利尻昆布とイリコだし、食欲をそそります。 食器は安っぽいアルマイトの蓋つき鍋。小学校時代の給食を思い出させて泣けてきます。 土鍋や鋳物の鍋でないところがB級というか、庶民の日常食という感じがします。 このアルマイト鍋は市内の荒物屋さんで売っていました。 麺は柔らかめ、こしのある讃岐うどんとは違います。 座敷に4人用の小さな食卓が並んでいます。毎日、ぎっしりのお客さんの繁盛店です。 びっくりするのは鍋焼きうどんといなりずしの2つだけというメニュー、迷うことがありません。 ですから、ほとんど待ち時間なしで出てきます。 トッピングはジューシーな牛肉、かまぼこ、卵焼きに刻み葱、余分なものがまるでないすがすがしさに◎です。 お値段は460円、適正価格です。松山に行かれるなら是非、ご賞味ください。 ところで、B級グルメを楽しんでいるといつも思うのですが、観光客用にハーフサイズとかクォーターサイズというのを用意してもらうことはできないのでしょうか。 それなら数軒ハシゴして味比べができます。 数軒のうどん屋をめぐるツアーなんて企画も地域活性化につながるのでは、と勝手に思います。
by mixa_suwa
| 2010-04-05 09:30
| 神楽坂よもやま話
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