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2010年 07月 09日
若者のクルマ離れ、もう聞き飽きたというくらいの話題でしょうかが、くどくもう一席です。 自動車メーカーに勤める先輩によると、 若者のクルマ離れの理由は若者の年収低下にある、といいます。 年収300万円時代では、自動車を購入することも維持することもできない。 欲しくないのではなくて買えないのだ、といいます。 この先輩の意見では自動車を購入できるだけの、給料を払えるような環境を政治は作る必要がある、といいます。 年収が上れば若者のクルマ離れは終わるという説です。本当かな? お話しは変わって、ある新聞のコラムに載っていたものです。 東京の上場企業に勤める50代の部長が嘆いて言うには、 「20代の部下が10人いるが、クルマを持っているのはたったの1人。持たない9人に聞いてみたら、必要ならレンタカーを借りれば良いだって。俺たちの時代とは違う。」 この話しから判断すると、若者はそもそもクルマ所有に魅力を感じなくなっているということになります。 買えないのではなく欲しくない、というのが本当だということになります。これも本当かな? またまたお話は変わって、ある経済雑誌に載っていた話です。 最近、都心のマンションの購入が上向いてきたそうです。久しぶりに即日完売となるような物件も出てきました。 どのような層が購入しているのかと調べたところ、結婚したてのまだ子どものいない夫婦が購入するケースが多いことが分かりました。 その理由に唸ってしまいました。 都会で自動車を保有すればガソリン代、駐車料金を含めると維持するだけで月5万円から7万円はかかります。 クルマを持たないことを選択したので、この分をローンに回せば、マンションを購入することができる、というものです。 デートにクルマは必需品、結婚しても買い物、外出にクルマは必須、との考えはないようです。 クルマの保有に関するエピソード、上記の3つから考えられることは、若者がなぜクルマを所有しないのは複合的な理由がかみ合わさったものでしょう。 1.年収が低下して、自動車購入ができないという経済的理由。 2.草食系男子に象徴されるように物欲が減退しているため。 3.クルマがステータスシンボルではなくなった。カッコイイクルマを持っていればモテルという状況がなくなった。 4.公共の交通機関を利用するほうが安いうえにエコであるという合理的な考えが広がる。 こんなところでしょうか。 こういう状況を打破するために、上記クルマメーカーに勤める先輩は奮闘しています。 かつて若者に人気のメーカーだったH社は、ハイブリッドスポーツカーという新しいジャンルの自動車を開発して巻き返そうという策です。 さて、功を奏すのか。見ものですね。
by mixa_suwa
| 2010-07-09 18:11
| 神楽坂よもやま話
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