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2010年 09月 03日
9月になったというのに猛暑が続いています。
今年の夏は観測史上、最高に暑かったと報道されました。 経験のない暑さの初秋、引き続き熱中症にお気をつけください。 この暑さのせいなのか、今年はまだセミの鳴き声が止みません。 普段の年なら、ツクツクボウシの鳴き声しか聞こえない季節なのに、今年は他のセミの鳴き声も聞こえます。 ところで、セミの鳴き声というとどのセミの鳴き声を思いますか。 おそらく一番は「ミーンミーンミーン」と鳴くミンミンゼミでしょう。 夏の風物詩として紹介される回数も多いですし、子供の頃からセミといえばミンミンゼミが代表と思いこまされてきたように思います。 私は子供のころから、これが不思議で仕方がありませんでした。 大鵬薬品の正露丸のCMでミンミンゼミと正露丸のパッケージの着ぐるみが「ミーンミーン」と鳴いているシーン を見て不思議な気分になりました。 なぜなら、自分の生活範囲でミンミンゼミを見たことがなかったからです。 セミといえば大量にいるのは「ジージージー」となくアブラゼミか、大きな体で「シャーシャーシャー」と鳴くクマゼミ、少し小さくて「ニイニイニイ」となくニイニイゼミ、旧盆を過ぎるころになると出てくるツクツクボウシしかいませんでした。 それなのに、セミの代表はミンミンゼミと思われているのはどうしてなのか。 その疑問は40歳を前にして東京で働くようになって解決しました。 東京ではミンミンゼミが大量にいて、街中でも夏になればミーンミーンと鳴いているからです。 なるほど、東京ではミンミンゼミが覇権を握っているから代表の座を得ているのだと納得しました。 都で勢力を誇っているからこそ代表の座が得られるのです。 ところが、西日本ではあれだけ存在感を示しているクマゼミは東京では鳴き声を聞いたことありません。 真っ黒の大きな体のうるさい奴は、勢力を広げつつあるようですが、まだまだ東京ではマイナーな存在です。 都が京都なままであったならセミの鳴き声は「シャーシャーシャー」のクマゼミが代表になっていたかもしれません。 セミの勢力分布は東西で分かれるというのはおもしろいですね。 セミのエピソードその2です。 質問です。ツクツクボウシの鳴き声はどのように聞こえますか。 名前のとおりに「ツクツクボウシツクツクボウシツクツクボウシ」と鳴いているに決まっていると思われますか。 私には前半と後半で変化しているように聞こえます。 「ツクツクボウシツクツクボウシ」と4回から7回くらい続き、その後「トッポジージョ、トッポジージョ」と3,4回鳴いて「オヨヨヨヨ」で終わる。と聞こえます。 ところが、この話を人に話すと、一様にあきれた顔をされます。 「トッポジージョってツクツクボウシがなくわけないだろ。バカなこと言うな」と全否定されます。 でも私は何度聞いてもトッポジージョ、トッポジージョ、オヨヨヨヨと聞こえるのです。 先日、家内に何度も何度もツクツクボウシの鳴き声を聞かせ自説をくどく主張していました。嫌がられながら。 すると「あら本当。本当にトッポジージョ、トッポジージョ、オヨヨヨと鳴いている。」と賛同してくれました。 ようやく1名に理解してもらえ、救われた気分です。 さて、皆さん。このツクツクボウシはトッポジージョと鳴く説、与太話と思われますか? ぜひ、自分の耳で確かめてみてください。 詳細はコチラ!
by mixa_suwa
| 2010-09-03 09:44
| 神楽坂よもやま話
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