カテゴリ
以前の記事
ブログパーツ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 11月 29日
私は30年以上も「ミュージックマガジン」という音楽雑誌を購読しています。
本日のタイトル、配信おじさんはこの雑誌の名物コーナーです。 楽曲の販売方法もCDから配信へと比重が移りつつありますが、その配信に関するエピソードが毎月掲載されています。 ストックフォト業界は音楽業界で起こったことが数年遅れて起こる、との仮説を私は持っていますので、この配信おじさんを読むことは今後のストックフォト販売に関心を持つ者にとっては必須となります。 12月号には若年層に広がる不正利用の実態が記事となっていました。 YOUTUBEでダウンロードした映像+音楽を楽曲だけにしてコピーし、仲間たちに配ってしまうことが常態化しています。ショックです。 その仲間内では、正規に楽曲を買う人間をバカにしてからかうような呼称まで出ているとは…。 ダウンロードの売上が頭打ちになった背景には無料で入手する層の増加もあります。 若者のあいだでは、無償で楽曲を入手することは当たり前のことで、何の後ろめたさも持たない、とも書かれています。 世も末だなあという感じです。 今まで、この不正利用についてはなんども書いていますが、いよいよ「FREE」で書かれていることが間近になってきたなというのが実感です。 こうなってくると、中国のコピー製品と同レベル、発展途上国のマーケット事情と日本も変わらなくなってきた、といえるでしょう。 「FREE」に書かれている、デジタルデータはネット上でほとんど無償で入手されるようになる、ということです。 こうなると、先回書きましたフェアユースもクリエイティブコモンズも関係ありませんね。 いくら現在の著作権法が時代に合わなくなってきたといっても、無償で入手され不正に配布されるのが当たり前では、そもそも権利として定められていても無意味になってしまいます。 「FREE」では、ミュージシャンはこの事態にTシャツを売ったり、ライブで稼げと書いてありました。 楽曲は商品ではなく、サービス、物販の販促物になるのです。悔しいなあ。 しかし、ライブを行わないバンドはどうするのだ?ビジュアルが売り物でないバンドはどうするのだ? 職業作家はどうする?スタジオミュージシャンはどうする? 楽曲を盗まれて泣き寝入りするしかないのか? いけません。頭にきて感情的になってきました。 こういう事態には罰則を厳しくして、ドンドン摘発して、犯罪行為であることを示すしかないでしょう。 逮捕される姿がマスコミに流れるようにならないと抑止力にはならないでしょう。 万引きするガキを甘やかしてはいけません。 我々も苦労して撮影した写真を盗まれて泣き寝入りばかりでは明日がありません。 本当にこのままでは危ない。 こんなことを教えてくれるミュージックマガジンの配信おじさんでした。 詳細はコチラ!
by mixa_suwa
| 2010-11-29 09:54
| ストックフォト
|
ファン申請 |
||