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2011年 01月 07日
ストックフォト業界は氷河期に入ってしまったようで、明るい話題がなかなか出てきません。
先行きは少し暗いなあと感じながらも、撮影の企画を考えていたり、撮影の現場に居るとやっぱり楽しい仕事だなとも思います。 なぜストックフォトという仕事はこんなにも楽しいのだろうか。 誤解を恐れずに言えば、それは写真という誰もが知っている身近であり、かつ趣味性の高いことを自分の仕事としているからでしょう。 絵画、映画、音楽、スポーツ、旅行と同じように一般の人にとっては“遊び”の要素が非常に高いものだから、というのが私の考えです。 最近まで弊社で働いていた女性がこう語りました。 「前職は半導体製造装置関連の業界団体だった。私は半導体には何の興味もありません。ましてや製造装置にもまったく興味が持てませんでした。」 つまり生活を支えるための仕事として行っているが、楽しくやっているわけではなかったということです。 半導体は産業の米と呼ばれ、これなくしては現代の日常生活は成り立たない大切なものです。 私にとっては半導体産業は日本の浮沈を左右する分野でもあると思うし、業界の推移は当然のように興味があります。 しかし、フツー女子の生活感覚からは親しみを覚えるものではないということですね。 続けて語るには、「写真は観るのも楽しいし、自分の思い(企画のことです)が実際にカタチになるのはおもしろい。」 先日、NHKの「日本のこれから。若者の就職難」という番組を観ていてびっくりしたことがあります。 ある一部上場の半導体製造装置メーカーの人事担当者が喋った内容です。 この厳しい就職状況にも関わらず、内定辞退者が結構いると言います。 その理由は私には到底理解できないものでした。 内定者が親に相談したところ「そんな何をやっているか分からない会社には行くな」と言われからだそうです。 「エー、一部上場でしかも業績も非常に素晴らしいのに、なんて勿体ない。」と私は声をあげてしまいました。 身近なもの、自分の生活に関わりのある業界、会社は人気があり、一般の人には知名度の低い業界、会社は人気がないということです。 結局、ストックフォトという仕事はBtoBの産業用ビジネスとは反対だということですね。 広告に使う写真を作って販売しているのだと言えば、大体は「楽しそうなお仕事ですね。」と言われます。 実際にクリエイティブで楽しくてきれいな仕事であることは間違いないことでしょう。 業界に身を置いてみると規模の小ささと競争の激しさに、ビジネスとしてはあまり魅力的とは言い難いというのが正直なところです。 昔からきれいな仕事は儲からない、他人が嫌がる汚れ仕事は儲かると言います。 となると、ストックフォトはあまり儲からなくて給料が低いのも…。 それでも、危険は少なく、創造性を発揮でき、都心のオフィスで働けて、肉体的にさほど体力が必要とされず、しかもモノ作りの満足感まで得られるということは否定できません。 このありがたさをストック業界で働いている我々はもう一度認識する必要があります。 やっぱりストックフォトは楽しい仕事です。 詳細はコチラ!
by mixa_suwa
| 2011-01-07 09:43
| ストックフォト
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