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2011年 03月 28日
今回の震災の影響はさまざまなところに出ています。
当然のように、ストックフォトも例外ではありません。 具体例をだしておきましょう。先ずは旅行関係。 日経によれば、大手旅行会社の売上は昨年同月比30%以上下落しました。 既存商品が売れないだけではなく、新規旅行の募集を自粛するところが出てきます。 すると旅行パンフレットが発行されない、あるいは発行されてもページ数が少なくなります。 印刷物を出さないのですから、風景写真の使用がなくなってしまうということになります。 宮城、岩手、福島の被災地は観光どころではありませんから、東北のツアーは控えられるようになります。 関東でも計画停電の影響で稼ぎ頭の東京ディズニーランドが開園できません。 ディズニーランドだけでなく電力事情により東京の観光も大きな打撃を受けます。 この近辺の風景写真とショッピング、アミューズメントを楽しむなどのイメージカットの需要が減ってしまうことになります。 例年ならこの時期は新学期セール、あるいはお花見などでサクラの写真を使った車内中刷り折り込みチラシを大量に目にします。 今年はあまり見かけません。学習塾、予備校のチラシだけが例年と同じく目にする程度です。 こんな時期に浮かれて花見をしていたら不謹慎だとの空気が流れているのでしょう。 まあ計画停電の影響でいつも以上にギュウギュウ詰めの電車では中刷り広告をじっと眺める余裕もありませんが。 というわけでは新学期、新生活に使われる歳時関連の写真需要が減ってしまいます。 デパートも苦戦していると日経の記事にありました。 生活必需品以外は自粛ムードで、特に高級品などはまったく売れないらしいです。 消費低迷のあおりを受けてライフスタイル系の写真は動かなくなるでしょう。 以前なら不況の折こそ、積極的に広告を打って需要を盛り上げようとしましたが、昨今は売上の期待よりも予算を絞る方向で動きますから、広告は減らし経費を使わないようになるでしょう。 ストックフォトは広告需要と連動します。 不要不急なものは避けるということになりますと、真っ先に自粛されるのは広告となります。 ACの広告ばかりが目立つテレビだけではなく、印刷物媒体、webでも派手に写真を使うところは少なくならざるを得ません。 特に印刷物は東北にある製紙工場がダメージを受けたところがあり、紙の供給が十分でなくなるとただでさえ印刷物需要が減っているところへ追い打ちをかけることになります。 残念ながら広告需要はかなり落ち、ストックフォト需要もそれにつれて減少すると見るのが妥当でしょう。 というように自粛、計画停電などによりストックフォト業界も大きな影響を受けざるを得ません。 では、このようなときにはどんな手を打てば良いのか。 分かっていれば、こんなブログに書かずに実践しています。奇策があるはずがありません。 しかし、分かることもあります。 こういう時期を耐えることができるところだけが生き残り、次に需要が膨らんだときにはその果実を食べられるということです。 となると、少ない売上でしのいで、景気回復期のために淡々とコンテンツをつくり続けるという当たり前の結論になります。 今、踏ん張らないでいつ踏ん張るんだ!ストックフォト業界も試練の場を迎えることになります。 詳細はコチラ!
by mixa_suwa
| 2011-03-28 14:45
| ストックフォト
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