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2011年 04月 04日
ベンチャーというとなんだかカッコイイけど、実体は中小零細企業です。
経営の役に立つのは、マーケティング理論や組織論よりも町のお店の繁盛、失敗から学ぶノウハウです。 今日はそんなお話しをひとつ紹介します。 私は馴染みの店を作るのを常としています。 馴染みになれば、ほとんど浮気をせず同じお店に通うようになり、顔と名前を覚えてもらいます。 マーケティング用語でいえば、ロイヤルティーの高い顧客です。 それでも、なかにはこれ以上は付き合えないなと縁を切るお店も出てきます。 10年来付き合っていた近所のクリーニング屋さんのエピソードです。 取り立てて上手なわけでもないのですが、亭主の人柄がよいのと彼から聞くご近所ネタが楽しみで通っていました。 いつ頃のことなのか定かではありませんが、お店がやけに汚いなと感じるようになりました。 スタッフの数が少なくなったり、働けなくなったりの事情があることは推測されます。 しばらくすればきれいにするだろうと見守りましたが、行くたびに汚くなります。 自動ドアのガラスは泥だらけ、壁からクロスがはがれ、天井からもクロスが垂れ下がっています。 机の上には雑然と品物が並び、埃っぽい店内です。 汚れの首輪がついたシャツとのり染みのジャンパーで応対してもらっては、気分が良いわけはありません。 清潔さを売り物とすべきクリーニング店で入店するのも憚られる汚さでは、さすがに10年来のお客である私でもお店を変えようとなります。 このようなことは他人が観察すれば簡単に分かることです。 当の本人もうすうす気づいているのか、あるいは気付いていても忙しさにかませて何もしないのか、よく分かりません。 いくら馴染みになっても、ガラス掃除しろよ、天井のクロスがめくれているのをなんとかしろよ、自分の着ているシャツくらい洗濯しろよ、とは言いません。 何も言わずに離れてゆくだけです。 この店がどう立て直してゆくのか、それにどれくらい時間がかかるのかは分かりません。 しかし、私が感じたことを他のお客さんも感じていることも確かでしょう。 となると、このままではどんどんお客さんが減ってゆくことも間違いありません。 会社がおかしくなってゆく時というのは、こんな簡単な観察でも分かります。 雑然とした事務所、不潔なユニフォームでも平気な従業員、掃除の行き届かないトイレ、などなど。 オフィスが豪華である必要はまったくありませんが、掃除の行き届かないオフィスはいけません。 管理がまったく出来ていないことを象徴します。 おそらく経営も杜撰、営業も杜撰、経理も杜撰だと判断されます。 この掃除がされていない会社というのは、危ない会社の見分け方などとして紹介されている一例です。 整理整頓と掃除が行き届き、気持ちよく働けるオフィスというのは従業員のためだけではなく、営業の一環でもあります。 詳細はコチラ!
by mixa_suwa
| 2011-04-04 09:52
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