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2011年 08月 29日
池袋のLIBROで平積にされていた「アーティスト症候群」〜アートと職人、クリエーターと芸能人〜大野左紀子著を求めました。
読んだのは文庫本ですが、紹介は単行本のほうがしっかりしているのでこちらをご覧ください。 http://www.meijishoin.co.jp/chosya/oono.html ストックフォトは著作権ビジネスのひとつですが、我々が扱っている写真って著作物=アートなんだろうかと思うことがあります。 そう思っているから、この本が目にとまったのでしょう。 今日のブログはこの本の紹介がメインではありません。 この本を読みながらフト思ったこと、少しカッコつけたいいかたならインスパイアされたエッセイとなります。 副題「アートと職人、クリエーターと芸能人」をもじっていうなら「作家とカメラマン、フォトグラファーと写真家」そんな話しです。 写真撮影を生業としている人をどう呼ぶのか?あるいはどう呼ばれたいのか? 思いつくだけでも写真家、カメラマン、フォトグラファー、作家などがあります。 ひねれば写真師、写真士というのもあるかもしれないし、少しコンピュータで加工することを行うとビジュアルリスト、CGアーティストなどもあげられるかもしれません。 以前にも書きましたが、レンタルポジの時代からストックフォト業界で働いている方は写真をフォトエージェンシーに預ける人を作家と呼びます。 契約書にもそう明記されていることが多いようです。 私はこの作家という呼称に馴染むことができません。 普通、作家といえば小説を書く人です。なにゆえ写真撮影する人を作家と呼ぶのだろう? 小さな業界内でだけ通じる呼び方であることは間違いありません。 明確な理由はないでしょうが、作家という呼び名はカメラマンという呼び名よりも1 ランク上に響く感じがします。。 どうしても写真は著作権法の経緯からも分かる通り、絵画、小説などよりも1ランク下の芸術と看做されてきました。 そのコンプレックスの裏返しが、この無理のある呼称となっているように思う、と言ったら非難を浴びるでしょうね。 カメラマンというのは、芸術家というより職人というニュアンスがあります。 ファインアートとしての写真を制作しているというより、依頼されて撮影しているという雰囲気ですね。 実態をそのまま表しているいる呼び名という感じがします。 女性ならどうする?フェミニズムの方からクレームがあると困るのが欠点です。 写真家はどうなんでしょう。 こちらも実態をそのまま表しているようで気どりもなく好感が持てます。 ただカメラマンよりも商品よりも作品としての写真を撮影しているニュアンスがあるように感じます。 それでは、フォトグラファーは? カメラマンよりもファッショナブルな感じがします。 新しい感じがするのは、私が欧米コンプレックスを持っている世代だからでしょう。 どう呼ぶかの明確な定義はありません。おそらく銘々が勝手に好きな呼称を使っているだけでしょう。 私はカメラマン、写真家というのが好きですね。 それはストックフォトで求められるものは作品(=芸術品)ではなく商品(=広告宣伝物)であるからです。 その商品を提供する人は、確かな技術に裏打ちされた誇り高い職人であって欲しいと思います。 今週販売の5タイトルはコチラ!http://mixadecon.exblog.jp/16784851/ お申し込みは、info@mixa.jpに住所、氏名、電話番号、ご希望のタイトル名、ご注文本数を明記の上、メールでお送り下さい。 代金引換(代引)でお届けいたします。 <注意> ・販売方法は、メールでのお申し込みに限定させて頂きます。 ・お支払い方法は、特別価格のため代金引換のみとさせていただきますので、予めご了承下さい。 ・デザインコンシェルジュの画面で購入手続きをされてしまいますと、 通常価格での販売となりますのでご注意下さい。
by mixa_suwa
| 2011-08-29 09:45
| ストックフォト
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