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2011年 11月 14日
先日のブログでおかしな先生のエピソードを書いていたら、いろいろな話を思い出しました。
人間の記憶とは不思議なものです。 別に子供の頃を思い出そうと思ったわけではありませんが、帰宅途中歩いていたら急に記憶が蘇りました。 まったく唐突に、おそらく30年以上も記憶の底に埋もれたままのものが。 どうでも良いようなくだらない話なのですが、もう一席お付き合いください。 これも40年以上も昔、私が小学校5年生のときです。 隣のクラスの担任の先生は数馬(かずま)先生といいました。 先生は北陸のご出身でまだ大学を出られて数年の独身の男性でした。 声が大きく元気はつらつ、体を動かすことが大好きな子供たちにも人気のある先生でした。 ところが、この先生妙なクセがありました。 学校が終わると、徒歩で下宿まで帰ります。その通学路に近鉄と関西本線をまたぐ踏切がありました。 その踏切にある遮断機に向かって毎日欠かさず必ず立ち小便をするのです。 踏切の前に広がる原っぱで毎日私は遊んでいたので、この光景を毎日拝むことになりました。 隠れてこそこそするのではありません、誰が通ろうが堂々と気持ちよさそうに行うのです。 ある日、立ち小便の最中の先生に背後から声をかけました。 「先生、毎日そこで立ちションしているけど悪いことじゃないんか?」 「何を言う、毎日肥料をやっているんだ。雑草にとっては栄養だ。」 というなり、こちらを振り返り 「お前たちにもかけてやる。」と私に向かって放尿するのです。 「わっ!きったねえ。」と叫んで飛びのきました。 「わーい、わーい立ちション先生、立ちション先生」とはやし立てると、先生は私たちを捕まえようと「お前たちの服で手を拭いてやる。」と叫びながら追っかけてきます。ガハハ、ガハハと豪快に笑いながら。 私は後ろを振り返らず一目散に家に逃げ帰りました。 それでおしまいです。このことを親や近所の大人に話しても、ハハハと笑われるか、まあハシタナイ先生ねのコメントだけです。 当時は家の塀に鳥居に「立ち小便禁ず」「立ちションするな」などと書かれていました。 逆にいえば、立ち小便は日常よく見る光景だったのです。 中国人のマナーの悪さを指摘する記事にはよくお目にかかりますが、日本だって40年前はこんなものでした。 この時代のことを夢のある時代と呼びます。発展途上のまだまだ貧しい国だったとはあまり聞きませんね。 おおらかな時代であったことだけは間違いありません。 詳細はコチラ!
by mixa_suwa
| 2011-11-14 09:42
| 神楽坂日記
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