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2012年 05月 11日
ストックフォト業界で話題を集めているカメラといえば、今ならNIKON D800をおいて他はないでしょう。別にヨイショ記事を書くわけではありませんので、悪しからず。
記録画素数7360×4912pixel 103.4MB(有効画素数36.3メガピクセル)は、中判デジタル一眼レフカメラや中判デジタルバックに匹敵します。 A1サイズ(594×841)、(余談ですが、この紙サイズ「コクヨは良い」と覚えました)のポスターにも十分使えるサイズです。(200dpiの場合) 詳しくは、こちらをどうぞ。 http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d800/ 数百万円した中判カメラに匹敵する一眼レフカメラが実勢価格30万円程度(ボディ)なのですから恐ろしい時代になったものです。 画素数の大きさのわりには手ごろな価格、ストックフォトカメラマンにも普及するでしょうね。 このカメラの登場、写真を預かるフォトエージェンシーにとっては、どうなんでしょう? 画像サイズが大きすぎると問題視する声が出ています。 不思議です。 レンタルポジ時代であれば35よりはブローニー、ブローニーよりも4×5という具合にフィルムサイズは、大きければ大きいほど価値があると認識されてきました。 同じ理屈であれば、このカメラの出現は歓迎されこそすれ、頭を痛くするようなことはありません。 しかし、このような大サイズの画像は扱うのが手間ですし、サーバー容量をたくさん使い、結果的にコストに跳ね返ることになります。ここで頭を痛めます。 以前はフィルムサイズが大きければ大きいほど歓迎されたものが、有効画素数が大きくなっても歓迎されない場合が出てきた。 これもポジとデジタルの違いですね。 現状を把握するようになったからこその悩みですね。 実際にこのような大サイズ画像を使用するケースはどれだけあるのか?と考えてみると、かなり稀な場合しかないと思われます。 マイザを始めた18年前に写真の利用サイズを調べたことがあります。まだディスプレイでの利用は少なく印刷用途だけでした。 95%はA4以下ということになり、制作されるCD-ROMに収録されるサイズは14.3MBとなりました。 その後、web用途が増え、印刷用途は減りましたので、当時よりも大サイズ画像が使われる比率は少なくなっているでしょう。 だからフォトエージェンシーは悩むのです。 めったにないビジネスチャンスに備えて大サイズ画像を用意しておくのか、割り切って50MB程度までの用意で抑えておくのか。 このカメラが普及すれば普及するほど、このような悩みは増えてくるでしょう。 もちろん、対応は個々のエージェンシーで異なります。 大サイズを揃え、ポスターで使える画像が揃うことを差別化の材料と考えるところも出てくるでしょう。 さて、各社の対応やいかに。 詳細はコチラ!
by mixa_suwa
| 2012-05-11 09:43
| ストックフォト
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