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2012年 06月 08日
NHK大河ドラマ「平清盛」を楽しんでいます。
大河史上最低の視聴率、初めての一桁に陥るかと騒がれ、テコ入れが行われました。 一時功を奏し14%まで回復しましたが、中盤に差し掛かり、ストーリーが大きく展開しだしたにも関わらず、またしても今年ワーストを記録です。 私は視聴率と関係なくおもしろがっています。 時代劇の華といえば戦闘シーン。その劇中で使われる曲が本日の表題の「タルカス」です。 「タルカス」は1971年に発表されたプログレッシブロックの雄、エマーソン、レイク&パーマー(略称:EL&P)の2作目のタイトルです。 タルカスというアルマジロと戦車が一体となった怪物が、火山から生まれて破壊の限りを尽くし海に帰ってゆくというストーリーの20分を超える壮大な組曲です。 このアルバムが発表されたときに中学生だった私は夢中になって聴いていました。 EL&Pは3作目の「展覧会の絵」、4作目「恐怖の頭脳改革」も素晴らしいのですが、私は今でもこのタルカスが一押しですね。 うねるようなムーグシンセサイザーとハモンドオルガンの迫力に圧倒された中坊の頃の興奮が蘇ります。 「平清盛」で使われるのは、東京フィルハーモニー管弦楽団が奏でるオーケストラバージョンです。 音楽を担当する吉松隆が2010年に発表した「タルカス~クラシックmeets ロック」に収録されています。 原曲に忠実な編曲が施され、戦いの場面にはすばらしい効果を発揮しています。 EL&Pの「タルカス」、今聞くと仰々しくて古臭い音です。 でも、この音をベース、キーボード、ドラムの3人で出していたんですからすごいですね。 銅鑼まで使った手数の多いドラム、メロディーラインを引くベースがキーボードとユニゾンになって突進してきます。 ライブの映像を見ると、それこそ山のように積まれたキーボード郡を相手に格闘しているキースエマーソンの姿に懐かしさを感じます。 良い時代になりましたね。40年前に行われた後楽園球場でのライブがYOUTUBEで簡単に視聴できるのですから、と余談です。 40年前の70年代前半はプログレッシブロックの全盛期でした。 EL&Pはキングクリムゾン、ピンクフロイド、イエスとともにイギリス4大プレグレッシブバンドのひとつといわれていました。 私はすべてのバンドとも大好きで、30センチLPを、とんでもないくらいに大きなお座敷ステレオで擦り切れるほど聴いていました。 とっくに廃刊になってしまった音楽専科という雑誌が情報源でした、そんなことを思い出します。 EL&Pはこの4つのバンドのなかでは、分かりやすくて派手だったためおこちゃま向けと評価されていました。 その通りだったんですが、クラシックの要素をロックに持ち込んだり、シンセサイザーを大胆に導入したりと実験的なことを次々と行ったことは、まさにプログレッシブ(進歩的)でした。 長い間、EL&Pもタルカスも忘れていましたが、大河ドラマのおかげで再会することができました。 詳細はコチラ!http://www.de-con.jp/media/package/XAMIL
by mixa_suwa
| 2012-06-08 09:45
| 神楽坂日記
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