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2014年 01月 17日
さて、本日のブログは、セコく稼ごうという話題です。
詩人の谷川俊太郎さんが、有料メルマガの発行を始めた動機をまぐまぐで語っていました。 その理由は、詩集としての印刷物が売れなくなったため、その補完だといいます。 谷川さんほど知名度の高い詩人でも、書籍だけでは食ってゆけなくなったのかとビックリしました。 続けて、語ったのが詩作は事業ではなく、小商い、スモールビジネスであるということです。 若い頃から、詩だけで食ってゆけるとは考えていなくて、音楽と併せて作詞家として、あるいは写真と併せて絵本を作ってきたと語ります。 詩作一本ではなく、周辺ビジネスも手掛けてきた。このメルマガ配信もその一環というわけですね。 これだけ著名な詩人でも、詩作一本では食ってゆけない時代です。 食いつないでゆくためには、小商いを束ねていかなければならない、とのアドバイスと思いましょう。 彼ほど著名ではない写真家であるなら、当然同じ状況であることを自覚しなくてはなりません。 詩人、写真家だけでなくクリエーターと呼ばれる職業全般にいえることです。 俺はこれだけで食って来たんだ、これだけで家族を養ってゆくのだ、という時代は過去のものになりました。 このブログでくどく同じようなことを書いていますが、専業ということが成り立たない時代になったということです。 こういう事態に出くわしたときに、わが身の不運を嘆いているだけでは仕方ありません。 いくら嘆いてみたところで消滅したマーケットが戻ってくるわけではないのです。 では、専業が成り立たなくなると、どうすればいいんでしょうね。 谷川さんのように、小商いを数多く手がけるというのも手段のひとつです。 どんな小商いが考えられるのでしょうか。 私なら、今まで培ってきた技術と経験が活かせる周辺にあるマーケット、これを一生懸命探します。 それと長年の仕事で築いた人脈を駆使することも必要でしょうね。 つまり、今までの仕事の延長上にしか稼げる小商いはないということを肝に銘じましょう。 まったく畑違いのことを始めても、うまくゆく確率は極めて低いと思われます。 もちろん、最初からうまくいくことは少ないでしょうが、トライがなければ成功もありません。 小さな失敗から色々学んで小商いを成功に導いていくことが必要になります。 実はストックフォトエージェンシーも同じ状況です。 写真家から預かった写真を、顧客に貸し出すという本来の業務だけで事業を続けてゆくことは難しくなりました。 となると採算の合う小商いを一生懸命探して生き残るしかありません。 柱になる事業などと考えても、そうそう探せるわけがありません。 一人分の給料の半分でも稼げるような小商いを探して実践するしかないでしょう。 一発当ててやるとの心意気は大切ですが、だいたいは思うだけで終わってしまいます。 コツコツと小商いを積み上げて、しぶとく生き残るというのが現実的です。
by mixa_suwa
| 2014-01-17 09:30
| ストックフォト
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