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2014年 10月 03日
この写真、どこを撮影したか分かりますか? どう見ても中国っぽいですね。中国か、台湾か、香港と思うのが普通でしょう。 国内なら横浜か神戸か長崎の中華街だろうと見当をつけます。 ブー!これは埼玉県坂戸市にある日本最大の道教のお宮「聖天宮(せいてんきゅう)」です。 なぜ、道教「寺院」ではなく道教の「お宮」というのか? 亡くなった人の慰霊のために訪れるのが寺院であり、現生のご利益を授かるのがお宮だから、だとここの方にお聞きしました。 納得しかねるところもありますが、まあここの理解ではそういうことです。 ご案内のホームページはこちらです。http://www.seitenkyu.com/ 道教寺院というと、横浜中華街の関帝廟や媽祖廟が有名ですが、ここは比較にならないくらいに大きいです。 ガイドブックにもあるように、何の変哲もない畑のなかにいきなりドーンという感じでそびえていますからビックリします。 15年の歳月と莫大な費用をかけて建設されたものです。セットみたいな張りぼてではありません、本物です。 商売柄、こういう施設を訪れると、撮影の許諾について関心が向きます。 ここで働いている方のブログに、訪れるときにはカメラをお忘れにならないように、とアドバイスがありました。 一般の方が撮影することに問題はないとされているようです。 コスプレ撮影も認めていて、着替えのための部屋も用意されていて、使用規定も定められています。 あまり肌の露出の高いものは信仰の対象施設ですのでNGですが、Googleであがっている画像を見るとさほど厳しいものではないようです。 私が訪れたときも、コスプレ女子1名とカメラマン1名とで撮影していました。 ストックフォトの撮影の許諾については書かれていませんが、コスプレOKでドラマのロケ地として使われたことを紹介していますから絶対NGではなさそうです。(憶測で書いておりますので責任を持てません)一度、尋ねてみようかな。 鷹揚(おうよう)なものですね。 東京近郊の神社、仏閣が信仰の場であるからと、モデルを使った撮影を禁止したり、ストックフォトに対して厳格に臨むのとは大きく違います。 まあ失礼な表現ですが、聖天宮は建造後19年、さほど由緒があるわけでもないので、うるさく言わないのでしょう。 たくさんの人に訪れて欲しいのであれば、こうした対応はいいですね。 ここを背景に中国、東アジアとのビジネスをテーマに撮影したらおもしろいでしょうね。 ビジネスマンが握手していたり、スマホなどもモバイルギアを片手にしているスーツ姿の女性のポートレートなど。 あるいは板前、料理人のコスプレで中華市場への進出イメージとかを表現するのもおもしろいですね。 ニーズがあるかは分かりませんが、いろいろと想像をかきたてるロケ地にはなりそうです。
by mixa_suwa
| 2014-10-03 09:30
| 神楽坂日記
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