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2015年 07月 31日
エキサイトブログCAFÉで名古屋在住の写真家、三澤武彦さん主宰の「青春きっぷ写真展」が大きくとりあげられていました。
http://blog.excite.co.jp/editorcafe/24208218/?_ga=1.212900882.74545374.1404433826 残念なことに、この写真展は見逃してしまいましたが、なんだかいい感じのする写真が多いです。 写真も素晴らしいのですが、添えられている短いコピーもいいですね。 一度だけお会いした義理がありますので、彼のwebサイトも紹介しておきましょう。 http://misawanow.exblog.jp/21427841/ 彼が撮影するこういった写真、オーガニックな写真とでも呼びましょうか。 前回のブログで紹介した「明日のプランニング」で頻繁に出てくる形容詞です。 自発的に出てくる、自然な、という意味で使われています。 市井の人々が被写体で、背景を作り込んでいるのではなく、自然な表情でのポートレート写真。 文章にすると逆に分かりにくくなりますが、要するにストッキーではない写真です。 ビジネスの匂いプンプンではない写真、こういうのが広告で頻繁に使われるようになると素敵ですね。 ストックフォトは商業写真ですから、売れる写真がいい写真、と言われます。 まったく、その通りだと思いますが、こうしたオーガニックな写真の利用にスポットライトが当たってもいいんではないでしょうか。 欧米では、ストックフォトもこのようなオーガニックな写真がけっこう使用されていますが、日本の場合は、プロのモデルを使いスタジオで撮影される従前からの写真が好まれます。 売れる写真がいい写真だけでなく、ストッキーではない写真であっても売れるようになって欲しいですね。 と書くのは簡単ですが、実際に広告で使用するとなるとハードルは高そうです。 そもそもストックフォト用に撮影しているわけではないので、被写体になったモデルさんや建物の持ち主からリリースを取ることは難しそうですね。 特にRFで販売して、どのように使われるかも分からないのに使用をOKだすというのは難しいです。 そのように考えるとRMできっちり管理して売るしかありませんね。 買う側も売る側も手間をかけてでも使用したい、という環境になるしかありません。 今は“まとめてなんぼ”の商売ばかりが注目されますが、一点の写真を大切にする商売も大切です。 せっかく、こんな素敵な写真が世にあふれているのに鑑賞するだけではもったいない。 広告に使用されて、カメラマンと被写体へも金銭的な還元ができるようにしたいものです。
by mixa_suwa
| 2015-07-31 09:30
| ストックフォト
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