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2015年 12月 18日
帰宅すると、郵便受けにポスティングされたチラシが数枚。
どれほど効果があるのか?と心配します。 ゴミ箱に直行がほとんでしょうが、私は職業病なのか一応目を通します。 商品、サービスに関心があるのではなくて、使われている写真やイラストをチェックするのです。 自宅のポストに入っていたのが葬儀、お墓の用意など終活の勉強会のチラシでした。 こういうセンシティブな内容ですと、使われるビジュアルは生々しい写真よりもイラストが多くなります。 陰気な雰囲気を避けて、親しみやすさをアピールしたいときにイラストはもってこいです。 使われているイラストを見ていると、このイラストよく見るよなあと気づきました。 調べてみると、プロのイラストレーターが無償で配布しているものです。 使われるシーンを、カテゴリーやジャンルに分けて探しやすくしてアップしています。 元々は特定のクライアントから頼まれて描いたオリジナルなのでしょう。 無償だからといって、侮れない、正直にいえばチラシに使うには十分なクオリティーです。 無償で配布して、作者に何のメリットがあるのでしょうか。 オリジナルイラストの制作受注を目的としているようです。 大サイズは有償ですが、これはあわよくばということでしょうね。 コンテンツがセールスプロモーションの一環、販促材料になっているわけです。 このチラシを裏返してしげしげ眺めると別のイラストが2カット。 驚くことにタッチがバラバラです。デザインしたのはプロではないのかな?表と裏で3種類のタッチが混在しています。 いや、オフセット印刷物ですし、レイアウトも手慣れた印象。プロの仕事でしょうね。 イラストにかける費用がないのか、ケチりたいのか。 タッチが混在しようが無償のものを集めて利用したのでしょう。 タッチを合わせるというデザインの原則を守るよりも、まず予算ということですね。 まあタッチが合っているなどと、一般の人は気にしないから、これでもいいのかもしれません。 イラストのタッチが違うなどとクレームが入るわけもありません。 今さら、驚くことではありません。ほぼ毎日経験することです。 しかし、コンテンツを作って販売し、それで生計を立てている人間からすると、がっかりしますね。 印刷物を制作するのに、タッチが合うなど気にせず、無償で配布されているイラストをかき集める。 予算の前には、デザインのクオリティーは二の次、三の次になってしまいます。 つまらない。コンテンツの価値は落ちる一方です。 FREEの時代が本当にやってきたのだ、と実感します。
by mixa_suwa
| 2015-12-18 09:30
| ストックフォト
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